島根県江津市にある今井美術館で開催されている「再興第107回院展」に行ってきました。
今井美術館は現代日本画を中心に陶器、工芸品などを収蔵されている美術館です。
島根県という地方では中々、大きな日本画の巡回展を見る機会は少ないので貴重な場となっています。
以下に収蔵さている有名画家のコレクションを鑑賞することができます。
- 宮廻正明
- 西田俊英
- 北田克己
- 宮北千織 等の日本を代表する画家達の作品があります。
と肩苦しい一般的な説明になりつつありますが、ここからは普段絵画を描かない私の感想を率直にお話します。
「再興第107回院展」の話題になります。
スタッフの方曰く、コロナの影響で開催ができなかったため、今回は久々の開催となったそうです。
そして、初日には制作した日本画の作家達によるギャラリートークを聞けるとても嬉しい特典付きでした。
美術館の中に一歩足を踏み入れると、、、人々の群れを発見しました。
ギャラリートークでは作家の周りには観客及びメディアの大きな塊がありました、、、(近づけません)
作家達は作品に対しての思い入れ、意図、工夫した点など様々なお話しを聞くことができました。
展示してある作品はどれも約150cmくらいの大きさで中にはそれ以上の大きさ作品もあり見応え抜群でした。
ギャラリートークを聞く前と、聞いた後ではどこか絵の見え方違って見えます。(不思議です。)
ここからは実際に作家さんにお会いしてお話した内容を少しだけ話します。
島根県益田市の出身で現在は東京で活動をされている川﨑 麻央さんです。
作品名は「音楽室は根の国」という題名です。
私は初めは「根の国」≒島根の国かと思っていましたが(汗)、、、実際は神様の国だそうです。(笑)
「東京都知事賞」「日本美術院賞」を受賞された画家さんです。
音楽室をテーマに壁にたくさん飾ってあった有名な作曲家達による椅子取りゲームという独特の世界が描かれています。
色の配色、模様、うっすら暗い感じが誰もいない音楽室の雰囲気をより表現している作品でした。
作品の構想を約1ヶ月、制作に1ヶ月を費やし制作をされたそうです。
描く前に全て、ここにはこのモチーフを描き、この色で描こうと決めておられるそうです。
すべては計算通りというまさに神技です。(驚愕です。)
私たち夫婦の質問にも気さくに話していただきとても素敵な画家さんでした。(ファンになりました。)
皆様も是非、ご覧になられてはいかがでしょう。
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